木組み
きぐみ
名詞
標準
wooden framework
文例 · 用例
広い弓形の窓をとり、勿論洋風で、周囲にがっしりした木組みの書棚。
— 宮本百合子 『書斎を中心にした家』 青空文庫
材木は揃つた、見に來ぬか、と行つてよこす時分には、大工がもう木組みをしてくれてゐる。
— 長谷川時雨 『家』 青空文庫
この材木だけ見ても唯の家ではないといふ、それだけの木組みをして、豫算の金には手がついてゐないといふのは、山を買つて伐りだし、製材所で柱や板にした中からよい材をえらみ、あとは材木屋へ賣つて、よいものがただ手に殘つたのだとある。
— 長谷川時雨 『家』 青空文庫
往来が水でびしゃびしゃになり、やけた家の木組みが黒くぼんやり、そこだけ真暗な空に見える。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
見ない様な振りをして見て居ると、此処で、植木屋が棒をたてる穴を掘ったり、小屋の木組みをしたりして居るのが如何にも気になってたまらないらしい。
— 宮本百合子 『二十三番地』 青空文庫
元来江戸風――日本建築風――の橋の場合には、欄干から橋ゲタへかけての見付きを、横の木組み二本引きに、平行したのが、古来からの例であるが、明治初年製の橋には、これが一ころのロシヤの旗のやうに、十文字を斜め横に置いた形のぶつちがひに、木を組んだものが多い。
— 木村荘八 『東京の風俗』 青空文庫
いつ如何なる日本の橋の欄干にも、木組みをぶつちがひに渡した形ちといふものは、明治初年の、これらの橋の外にはない。
— 木村荘八 『東京の風俗』 青空文庫
橋クイは江戸時代の構造のやうに木と木を持ち合はせて井げたに組み、それで上と下への力を分け合ふ在来の方法を採らず、Yの字形の木組みに作つた。
— 木村荘八 『東京の風俗』 青空文庫
作例 · 標準
この古民家は、釘を一本も使わない伝統的な木組みの技術で建てられている。
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天井を見上げると、梁が見事な木組みを成しており、建築家のこだわりが感じられる。
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地震の多い日本では、揺れを巧みに逃がす木組みの構造が発展してきた。
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職人が一つ一つ手作業で組んだ木組みは、まるで芸術品のような美しさだ。
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