洒掃
さいそう異読 せいそう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
scrubbing (with water)
文例 · 用例
村の処女会の人々がにぎやかに神社の境内を洒掃してゐる、辻々には演習兵歓迎の日の丸がへんぽんとひるがへつてゐる、これもまたわるくない風景だ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
前庭の洒掃浄らかにして一草一石を止めず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
左衞門『何事ぞ』と問へば、『斯かる事、我口より申すは如何なものなれども、二十を越えてはや三歳にもなりたれば、家に洒掃の妻なくては萬に事缺けて快からず、幸ひ時頼|見定め置きし女子有れば、父上より改めて婚禮を御取計らひ下されたく、願ひと言ふは此事に候』。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
然れども星遷り世變り、之が洒掃の勞を取るの人なく、雨雪之れを碎き、風露之れを破り、今や塊然として土芥に委するも人絶えて之を顧みず、先人の功名得て而して傳ふべきなし。
— 高山樗牛 『人生終に奈何』 青空文庫
人の顔色はなお家の門戸のごとし、広く人に交わりて客来を自由にせんには、まず門戸を開きて入口を洒掃し、とにかくに寄りつきを好くするこそ緊要なれ。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
……朱子の学説を要約すれば、洒掃応待の礼よりはじめ、恭敬いやしくも事をなさず、かつ心を静止して、読書して事物を究め、聖賢の域に入れよとある。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
まれびとを迎へる爲の洒掃と考へるのは、まれびとの本義をとり違へて居る。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
平生叱りつけたり、口を聞かなかったり、身上の苦労をさせたり、小供の世話をさせたりするばかりで何一つ洒掃薪水の労に酬いた事はない。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
作例 · 標準
僧侶たちは毎朝、寺の境内を洒掃する。
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彼は心を清めるために、丁寧に庭を洒掃した。
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洒掃することで、清らかな空間が保たれる。
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