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羽音

はおと異読 はねおと
名詞
1
標準
flapping sound (of wings)
文例 · 用例
」 においが有るか無いか、立ちどまって、ちょっと静かにしていたら、においより先に、あぶの羽音が聞えて来た。
太宰治 春昼 青空文庫
蜜蜂の羽音かも知れない。
太宰治 春昼 青空文庫
小鳥来る音うれしさよ板庇 渡り鳥の帰って来る羽音を、炉辺に聴く情趣の侘しさは、西欧の抒情詩、特にロセッチなどに多く歌われているところであるが、日本の詩歌では珍しく、蕪村以外に全く見ないところである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
森の梢に群れていた鴉の一羽立ち二羽立つ羽音が淋しい音を空に引く。
寺田寅彦 障子の落書 青空文庫
」 にほひが有るか無いか、立ちどまつて、ちよつと靜かにしてゐたら、にほひより先に、あぶの羽音が聞えて來た。
太宰治 春晝 青空文庫
涅槃堂烏らの羽音重げに、  雪はなほ降りやまぬらし。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
山土のいろもあかく見えたる、あまりうつくしさに恐しくなりて、家路に帰らむと思う時、わが居たる一株の躑躅のなかより、羽音たかく、虫のつと立ちて頬を掠めしが、かなたに飛びて、およそ五六尺隔てたる処に礫のありたるそのわきにとどまりぬ。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
五|彩の漣は鴛鴦を浮べ、沖の巌は羽音とゝもに鵜を放ち、千|仭の断崖の帳は、藍瓶の淵に染まつて、黒き蠑※の其の丈大蛇の如きを沈めて暗い。
泉鏡太郎 十和田湖 青空文庫
2
標準
whizz (of a flying arrow)