体験談
たいけんだん
名詞
標準
story of one's experience
文例 · 用例
テントの中で昼食の握り飯をくいながら、この測夫の体験談を聞いた。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
」 昔のくだらない花柳小説なんていうものに、よくこんな場面があって、そうして、それが「妙な縁」という事になり、そこから恋愛がはじまるという陳腐な趣向が少くなかったようであるが、しかし、私のこの体験談に於いては、何の恋愛もはじまらなかった。
— 太宰治 『チャンス』 青空文庫
私は、実はこの物語、自身お金に困って、どろぼうを致したときの体験談を、まことしやかに告白しようつもりでいた。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
いい気になって、れいの調子づいて、微にいり細をうがってどろぼうの体験談など語っていると、人は、どうせあいつのことだ、どろぼうくらいは、やったかも知れぬと、ひそひそ囁き合って、私は、またまた、とんだ汚名を着せられるやも、はかり難い。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
「私」が出て来るけれど、作者自身の体験談ではあるまい。
— 織田作之助 『四月馬鹿』 青空文庫
むろん武田さんの体験談である。
— 織田作之助 『四月馬鹿』 青空文庫
しかるに前述、獅子屋さん直槙の体験談を聞くうちに、次第に何となく、この話に、目鼻がつき、手足が生えて、獣か、鳥か、稀有な形で、まざまざと動き出しそうになって来た。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
小人国からの帰りに、ガリヴアは船長にむかつて体験談をすると、てつきり頭がどうかしてゐると思はれます。
— K・Cに 『ガリヴア旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
被災者たちは、自身の体験談を語り、支援を訴えた。
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この本は、世界中を旅した人々の感動的な体験談で綴られている。
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「いやー、あの時の話は何度聞いても面白いね!もっと体験談を聞かせてよ!」友人は興奮気味に言った。
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