損得勘定
そんとくかんじょう
名詞
標準
profit-and-loss arithmetic
文例 · 用例
損得勘定が大きな分け隔てを致しましたろう。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
損得勘定のみに賢い奴等、かたッぱしからたたき切るほかは無い。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
綿密の損得勘定の結果であった。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
そういう、差引、損得勘定ではないだろう。
— 坂口安吾 『私は誰?』 青空文庫
実は農民の脱税行為が全国しめし合せたように流行のあげく国有地が減少して貴族がふとり、ついで今度は貴族へ税を収めるのが厭だというので管理の土豪の支配をよろこび、土豪を領主化する風潮が下から起っておのずと権力が武家に移ってきたので、実際の変転を動かしている原動力は農民の損得勘定だ。
— 坂口安吾 『土の中からの話』 青空文庫
日本歴史を動かしたものは農民だと云っても当の農民は納得しないに相違なく、農民個人というものはただ虐げられており、娘や女房を売り、はては自分の身体まで牛馬なみに売りにだすような悲しい思いをしていることの方が多いのだが、その農民の個人々々の損得観念、損得勘定の合計が日本の歴史を動かしている。
— 坂口安吾 『土の中からの話』 青空文庫
バカヤロー 芸ごとというものは、変に小利巧で、目先がきいて、損得勘定に明るすぎるようだと大成しないものである。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
そして、人生の計算も、帰するところは、生死を本としての損得勘定だ。
— 坂口安吾 『復員殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
「損得勘定」ばかりしていると、友情が壊れてしまうこともある。
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彼は、どんな行動も「損得勘定」してから決めるタイプだ。
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「損得勘定」抜きで、純粋に人を助けることができるだろうか。
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