序破急
じょはきゅう
名詞
標準
artistic modulations in traditional Japanese performances
文例 · 用例
劇場での初演の歌の歌い方と顔の表情とに序破急があってちゃんとまとまっている。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
実際この線香花火の一本の燃え方には、「序破急」があり「起承転結」があり、詩があり音楽がある。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
そうして序破急と言いあるいは起承転結と称する東洋的モンタージュ手法がことごとく映画編集の律動的原理の中にその同型を見いだすのである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
そうして懐紙のページによって序破急の構成がおのずから定まり、一巻が渾然とした一楽曲を形成するのである。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
連句の変化を豊富にし、抑揚を自在にし、序破急の構成を可能ならしむるために神祇釈教恋無常が適当に配布される。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
日本に生れて日本の詩歌伝説に共鳴し、日本語の光りと陰影に慣れ親しみ、八拍子の序破急に対する感覚を遺伝し、舞のリズムと打音楽の調和を喜び得る純日本人ですら、能を見物して唯よかったとか、悪かったとか云うだけで、何故という質問に答え得ない位だから――。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
だから大団円が必ず出来てゐて、序破急などゝいふ人間が第二義的につくつた法則などがあつた。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
竜頭蛇尾であらうが何であらうが、又は序破急であらうが無からうが、そんなことは問はずに、直接に『自然』と云ふものに向つて進んだ『自然』の持つた構成なら、何んな構成でも構はないことになつた。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
作例 · 標準
能楽の演目には、序破急の構成が巧みに取り入れられている。
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この伝統音楽では、序破急のリズムの変化が聴衆を惹きつける。
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会議の進行も、序破急の考え方で進めるとスムーズに進むだろう。
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