備わる
そなわる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to be furnished with
文例 · 用例
それは表面的のものでなく、芸熱心の故に自然と備わる徳である。
— ――前進座に就いて―― 『雑録』 青空文庫
背は高いが、小肥に肥った肩のやや怒ったのは、妙齢には御難だけれども、この位な年配で、服装が可いと威が備わる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
でないとまたとんだつむじを曲げまいものでも御座いませんので」「はい承知いたしました」 遜が一かどの儀容を整えにかかるとき佝僂乍ら一種の品格が備わるのであった。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
明の方考孺(中国明代の儒学者)は、「曽子十篇、曽子の著すものではないと云えども、格言・正論がその間にバラバラに述べられていて、言説に於いて最も備わる、思うに門人弟子の伝聞から出て、そして漢儒の手に成るものなり」と評している。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
叔父を訪うて泣き付くと、広げさえすれば飲食思いのままに備わる机懸けをくれる。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
すなわち猴類は人間に実用された事少しもなく、いまだかつて木を挽き、水を汲むなど、その開進に必要なる何らの役目を務めず、ただ時々飼われて娯楽の具に備わるの一途あるのみ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
いったい監査役というものが単に員に備わるというような役目なのか、それとも実際上の威力を営利事業のうえに持っているものなのかさえ本当に彼にははっきりしていなかった。
— 有島武郎 『親子』 青空文庫
畳をあぐること二畳、貧景ここに至って全く備わる。
— 堺利彦 『貧を記す』 青空文庫
標準
to be possessed of
標準
to be among