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刷子

さっし異読 ブラシ
名詞
1
標準
brush
文例 · 用例
枕は持つてゐたとはいへ、布団ときたらば影だになく、歯刷子くらゐは持つてもゐたが、たつた一冊ある本は、中に何も書いてはなく、時々手にとりその目方、たのしむだけのものだつた。
亡き児文也の霊に捧ぐ 在りし日の歌 青空文庫
「ご気嫌ね……オハヨウ――」「え……」 はっとベッドの上から入口を見ると、同じ病棟のマダム丘子が、歯刷子を持って笑っていた。
――肺病の唄―― ※の囁き 青空文庫
「どれ――」「ほら、あんな高いとこよ」 マダム丘子の透通るような白い腕が、あらわに伸べられて、指の先きに歯刷子がゆれた。
――肺病の唄―― ※の囁き 青空文庫
私はその寝癖のついた断髪の後姿からヘンなものを感じて、部屋に這入ると邪慳に薬台の抽斗を開け、歯刷子とチューブを掴み出してすぐあとに続いた。
――肺病の唄―― ※の囁き 青空文庫
それを富子は抱きかかえ、魚の骨をしゃぶらせ、バタをなめさせ、乏しい米飯をたべさせ、刷子で全身をこすってやりました。
――近代説話―― 水甕 青空文庫
僕は町へ出て、生活必需品の買い集めに狂奔する決心になったが、いよいよそこで歯刷子はじめ二三の品物を買うと、もうあとを買いに歩くのがいやになった。
海野十三 宇宙尖兵 青空文庫
手を薬液に浸してから十分湯と石鹸と刷子とで洗っても時を経て鼻の辺り近づけるとかすかに異臭を感ずる。
森於菟 屍体異変 青空文庫
青白く光った、豊満な菱形の体躯に、旭日旗の線条の様に、太く横ざまに、二刷子、鮮かな黒褐色の縞目、それが電燈に映って、殆ど金色に輝いているのです。
江戸川乱歩 パノラマ島綺譚 青空文庫
作例 · 標準
絵の具を塗るために、新しい刷子を用意した。
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細かい部分を磨くには、毛先の細い刷子が必要だ。
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ペンキ塗りの作業には、様々な種類の刷子を使い分ける。
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