素人芸
しろうとげい
名詞
標準
amateur's skill or performance
文例 · 用例
最近松林桂月氏はある新聞の素人芸術、紙上講座で『南画の話』をしてゐて、いろいろと簡単に南画の初学を解いてゐたが、その最後にもしなほ研究して山水花鳥にまで進み度い人は、有名な書『芥子園画伝』でも参考するがよい――といはれてゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
△宮田重雄氏――玄人芸に非ざれば、即ち素人芸なり、つまり絵画の両極性は一つの常識に帰する、何の変哲もなし。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
芸術家というものの立場より言うならば第一の種類の人は最も敬うべき純粋な芸術家であり、第二の種類の人は、芸術家としては、いわゆる素人芸術家をもって目さるべきものであり、第三の種類の人は悪い意味の大道芸人とえらぶ所がない人である。
— 有島武郎 『広津氏に答う』 青空文庫
況んや、生物学者としてさのみではないが、天皇の素人芸としては、というような意味の過大評価は、哀れ、まずしい話である。
— 坂口安吾 『天皇陛下にさゝぐる言葉』 青空文庫
ギターをきかせるから遊びにこいとしつこくいうので二人そろって行ってみたが、話の外の素人芸で、当人だけが聴きほれて勝手なところで引っぱったり延ばしたりふるわせたり、センスが全然ないばかりか、悪趣味のオマケがあるだけだった。
— 坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 青空文庫
良いわるいは何を標準にしてきめるかと云へば、決して素人芸のいはゆる「上手下手」ではない。
— 岸田國士 『『素人演劇運動の理念と方策』の序』 青空文庫
めぼしい催しの数すくない小都会のことではあつたが、素人芸に興行価値のないことはどこの土地でも同断である。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
むしろ人口が多いだけに、大都会では素人芸も通用しやすいものである。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
作例 · 標準
忘年会で披露された彼の素人芸は、皆を大いに笑わせた。
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彼の素人芸にしては、ずいぶん本格的だ。
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プロの舞台に素人芸が混じることは許されない。
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