余党
よとう
名詞
標準
remnants
文例 · 用例
純友は伊予掾で、承平年中に南海道に群盗の起つた時、紀淑人が伊予守で之を追捕した其の事を助けてゐたが、其中に賊の余党を誘つて自分も賊をはじめたのである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
一人は縛に就、余党は厳しく追捕せられると云。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
そうでなければその余党だ。
— 国枝史郎 『名人地獄』 青空文庫
……ここで貴様を討って取る、その後で余党を燼してみせる!
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
大塩平八郎の余党の中には甲州へ落ちたものが少なからずある、その中の幾人かは、この山の娘たちによって隠され保護されて一身を全うしたという説は、あながち嘘ではないようです。
— 白根山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
忠刻が、この美人に思われて夭死をしたのは、お輿入れ間もないことで、その死因は単純な果報負けだともいうし、坂崎余党のうらみの毒によるものだともいうし……また、昼夜に弄ばるる天樹院の、限りなき情慾の犠牲に上げられたものだともいう。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
天保の大塩の余党のうちにも、これらの手によって、山の奥へ隠され、再び世に出でない安楽の生涯を終ったものがあるという。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
当時、阿波の御領主は、有名な義伝公で、あのとおり豪邁で、徳川家に楯をついたお方――天草の余党はあの君のお情けで、阿波の奥地へ棲むようになりました。
— 鳴門の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
反乱軍の余党が、まだ山中に潜伏しているという情報がある。
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彼の思想は、もはや時代の余党となってしまった。
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かつて栄華を誇った一族も、今ではその余党が細々と暮らすのみだ。
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