重み
おもみ
名詞頻度ランク #9084 · 青空 964 例
標準
weight
文例 · 用例
そのまちには、よく似た路地が蜘蛛の巣のように四通八達していて、路地の両側の家々の、一尺に二尺くらいの小窓小窓でわかい女の顔が花やかに笑っているのであって、このまちへ一歩踏みこむと肩の重みがすっと抜け、ひとはおのれの一切の姿勢を忘却し、逃げ了せた罪人のように美しく落ちつきはらって一夜をすごす。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
これがロシア語とかドイツ語とかであってみれば事柄はよほどちがって来るが、それでも一度び歌謡となって現われる際にはどうしても母音の方の重みが勝つ。
— 寺田寅彦 『歌の口調』 青空文庫
翁は掌の上に載せた火山弾にだんだん切ない重みを感じながら、その娘に対し氷にもなれというような呪詛をかけたことのおよそ見当違いでもあり、無慈悲な仕打ちであることが悔まれた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
生理的から観ても、女の肉体は男より支持力に堪えがたい、乳房の重み、腰部の豊満、腹部も男より複雑であります。
— 岡本かの子 『女性の不平とよろこび』 青空文庫
すると糸がうまい工合に虫のからだに巻き付いて、そうして石の重みで落下して来る。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
田舎のあぜみちに坐つてゐると、おほなみのやうな土壌の重みが、わたしの心をくらくする、土壌のくさつたにほひが私の皮膚をくろずませる、冬枯れのさびしい自然が私の生活をくるしくする。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
私は、「悲歌」を理解するために、「オルフォイスへ捧ぐるソネット」――それは少くとも同じほどずしりとした重みがあり、同じ要素で充たされてゐます――があなたにとつて大きな補助となつてゐないといふ事がいかにも不審に思はれます。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『ドゥイノ悲歌』 青空文庫
新しい雪は、彼等の靴の重みにボコ/\落ちこんだ。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
作例 · 標準
熟した果実の重みで、木の枝が今にも折れそうにしなっている。
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手に取った辞書の意外な重みに、知識の蓄積を感じた。
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雪の重みに耐えかねた古い家屋の屋根が、大きな音を立てて崩れた。
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標準
weight (e.g. of someone's words)
作例 · 標準
長年現場を支えてきたベテランの言葉には、独特の重みがある。
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彼の沈黙には、どんな饒舌な言い訳よりも強い重みが感じられた。
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責任ある立場に就いたことで、自分の発言が持つ重みを痛感している。
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標準
importance
作例 · 標準
命の重みを説く彼の講義に、学生たちは皆真剣な表情で聞き入っていた。
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歴史の重みを感じさせる荘厳な建築が、訪れる人々を圧倒する。
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一票の重みを噛み締めながら、選挙管理委員の前で投票箱に用紙を入れた。
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