隣席
りんせき
名詞名詞-の形容詞
標準
next seat
文例 · 用例
地理教室の図書の管理をしていた、オットー・バシンという人も同じ仲間であったがこの人は聴講に身が入って来ると引切りなしに肩から腕を妙に大業に痙攣させるので、隣席に坐るとそれが気になって困った。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
自分も一度運悪くこの難船にぶつかって何かケルクショーズをしなければならないことになったので、そのケルクショーズの思案に苦しんでいたら隣席の若いドイツ人がドイツ語でこっそり「いちばん年とったダーメに花を捧げたまえ」と教えてくれた。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
隣席の奥様がその隣席の御主人に「あれはもと築地に居た女優ですよ。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
またある時は若い婦人に扮装して午餐会に現われ、父の隣席に坐って一座を驚かせた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
それが電車の中で隣席に腰かけていて、そうして明晰に爽快なドイツ語でゆっくりゆっくり自分に分かるように話してくれるのである。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
私の隣席に居た野口米次郎氏が、立つて一場の所感を演説された。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
そのバタというものの名前さえも知らず、きれいな切り子ガラスの小さな壺にはいった妙な黄色い蝋のようなものを、象牙の耳かきのようなものでしゃくい出してパンになすりつけて食っているのを、隣席からさもしい好奇の目を見張っていたくらいである。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
そういう場合隣席の人が少しばかり身動きをしてくれると、自然に相互のからだがなじみ合い折り合って楽になる。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
作例 · 標準
電車でたまたま隣席になった人と、旅の話で盛り上がった。
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映画館でポップコーンを食べていたら、隣席の人がくすくす笑っていた。
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飛行機で隣席の乗客がずっと寝ていて、少しうらやましかった。
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