汎論
はんろん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
general remarks
文例 · 用例
一九〇八年板英国科学士会員ペッチグリウの『造化の意匠』巻二に、猴の心性について汎論した一章あって煩と簡との中を得居るからその大略を述べよう。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
今見たい本は、『帝国文学』の発行所から出るもので物集博士の日本文明史略、長岡博士のラジュウムと電気物質観、鳥居氏の人種学、平塚学士の物理学輓近の発展、シジュウィックの倫理学説批判、高桑博士のインド五千年史、物理学汎論(著者の名は忘れた、二冊もの)以上、『帝国文学』の広告を見よ。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
もしロゴスから空間そのもの(それは空間なる概念ではない)が演繹され得ないとすればかかる汎論理主義的解釈は今の場合には無用である。
— 戸坂潤 『物理的空間の成立まで』 青空文庫
最初にあるものが論理であり之からの最も広い意味に於ての発展として範疇が導き出される(汎論理主義に於ての如く)か、それでなければ之を論理に還元し得る(例えばAならばBであるという場合の仮言としての条件としての如く)とするか、である。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
それは判断として他に対する優越性を有ち――実名論はその一つの現われである――、又他に対する構成性を有つ――汎論理主義はその一つの現われである。
— ――理論の輪郭―― 『性格としての空間』 青空文庫
というのは例えば斉しく理論的であっても、物理学は決して論理的なる要素の体系ではない(尤も特殊の哲学的立場――汎論理主義のような――に立つ時は論外である)。
— 戸坂潤 『空間概念の分析』 青空文庫
加藤氏の『国体新論』箕作氏の『万国政体論』のごとき、津田氏『拷問論』のごとき、当時の日本人をして法政上の新思想を起こさしめたるや少なからず、かの『国法汎論』『仏蘭西法律書』の類は『西洋事情』のごとく俗間に行なわれざるも識者の間には一時大いに繙読せられたり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
慶応四年に加藤|弘之先生の著わされた「立憲政体略」には「国憲」と訳され、明治五年に出版された「国法汎論」にも「国憲」の語を用いられ、「憲法」なる語はかえってGesetz即ち成文法に当ててある。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
作例 · 標準
講演の冒頭で、講師はテーマに関する汎論を述べた。
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この本は、社会問題に関する汎論から、具体的な事例へと進んでいく。
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会議では、まず全体像を掴むために汎論から始めることが多い。
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