渡仏
とふつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
going to France
文例 · 用例
島崎藤村については、その渡仏中のことを除いては、いまだ、戦争を作品の中に取扱っているのを知らない。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
横光利一は小道具の波の音でたくさんだつた、涯々船酔ひを味はひに渡仏した文学者としても旅行者としても身の程を知らない。
— 詩集(11)文壇諷刺詩篇 『小熊秀雄全集-12』 青空文庫
数日後には専攻しているフランス文学研究のために渡仏しようとしている或る若い女のひとにあったら、その友達に大変私の書くものを好いて皆よんでいるというひとがあるという話になった。
— 宮本百合子 『今日の読者の性格』 青空文庫
なおその渡仏の前、ボストンで英吉利の名優ヘンリー・アーヴィングの「マーチャント・オブ・ベニス」が当ったのにかぶせて日本風に改作し「シャイロック」として上演したが、その入場券一|弗が三弗五弗というふうに競上げられたというのは、もの珍らしさが手伝ったとはいえ大成功といわなければならない。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
「復活」、「修善寺物語」、「忠直卿行状記」並に「その妹」、強いて附け加へれば坪内士行の「ハムレツト」、これが渡仏前に観た日本演劇の殆んどすべてゞあつた。
— 岸田國士 『芝居と僕』 青空文庫
留学期間延長の儀は、大学及び文部省の諒解つき次第、父上の思召に従ふつもりですが、その機会に、君の渡仏を実現させることについて、いろいろ考へてみました。
— 岸田國士 『ある夫婦の歴史』 青空文庫
ついでながら西園寺公望が渡仏のコースをアメリカ経由にして、横浜を発つのが伊藤より一月おそい明治三年十二月三日で、四年一月十四日大統領グラントに謁見している。
— 服部之総 『黒田清隆の方針』 青空文庫
明治初年夙に渡仏の閲歴を有してゐたとも後日に及んで聞き知つた。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
作例 · 標準
彼は本場の料理を学ぶために、十代の頃に単身で渡仏した経験がある。
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渡仏してからの数ヶ月間は、言葉の壁にぶつかり苦労の連続だった。
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ピアニストの彼女は来月から渡仏し、パリの音楽院でさらに腕を磨く予定だ。
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