暖房装置
だんぼうそうち
名詞
標準
heater
文例 · 用例
不断の満たされた食事と、立派な暖房装置の家を持ち、外出に自動車を有する近代人は、あの蕭条とした自然の中にをののいている原始の恐怖を、もはや全く意識の表象から忘れてしまつた。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
アスハルトの道路と、コンクリートの建築と、人工暖房装置の中に住んでる近代の人々にとつて、おそらく冬は季節の最も楽しい享楽期であらう。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
このアパートは最新式の設備で、贅沢な暖房装置がある。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
夏の地球は、暖房装置の上にあるかのやうであつた、老人の播いた南瓜の種も、みごとに緑色の葉をしげらし、この執拗な植物は、赤味がゝつた黄色の花をひらいた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
出来るなら、簡素なハーフ・ティンバーの平屋にし、冬は家中を暖める丈の、暖房装置が欲しゅうございます。
— 宮本百合子 『書斎を中心にした家』 青空文庫
気温が一定度より降れば暖房装置が働き、昇ればすぐ冷房機が調節する、釦一つで折畳の椅子テーブルが壁から出て来るといった有様で、まるで話に聞く電気屋敷そのままであった。
— 蘭郁二郎 『脳波操縦士』 青空文庫
例えば、貧民救済のために慈善団体の設立をもくろみ、相当巨額の金を集めると、さっそく我々はこうした美挙を記念するために、市の高位高官連を残らず午餐会に招待する、無論それで集めた拠金の大半は費えてしまい、残りの半分では、取りあえず委員会用に、暖房装置と守衛のついた堂々たる家を借りる。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
暖房装置か、そいつはウッカリして気が付かずにいた。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
ビニールハウスの中に暖房装置を設置して、冬でも植物を育てている。
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車の暖房装置の調子が悪く、なかなか温まらない。
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工場では、大型の暖房装置が稼働しており、常に快適な室温が保たれている。
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