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狂句

きょうく
名詞
1
標準
type of comic haiku
文例 · 用例
味わうと、あわれな狂句です。
太宰治 おしゃれ童子 青空文庫
――猫又や可かり可かるで一時間――誰の作つたとも知れない狂句が、時々みんなの口に上つてゐたが、秋が深くなつて行くと共に、先生の姿は何時かみんなの記憶の中に薄れてしまつた。
南部修太郎 猫又先生 青空文庫
當時のお家流をよく書き、狂歌狂句の一通りは心得てゐた町人と見えて、物の捉へ方や記述する筆づかひにもなか/\性格が面白く出てゐる。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
實際三十一歳で既に髮を薙いでしまつて自ら風羅坊と稱したほどの人から、貧士竹齋に似て居ると言つて自ら狂句まで作つたほどの人から、大抵のものの受ける感じはあの笠翁といふ人の描いた芭蕉の肖像に見るやうな、隱者らしい着物に頭巾を冠つた年寄くさい人物であらねばならない。
島崎藤村 芭蕉 青空文庫
俳句や狂句のようなものも、思い思いに書きつけられた。
徳田秋声 青空文庫
然るに我邦の人、歌よみたると繪師たると漢詩家たるとに論なく一般に滑稽を排斥し、萬葉の滑稽も俳句の滑稽も狂歌狂句の滑稽も苟も滑稽とだにいへば一網に打盡して美術文學の範圍外に投げ出さんとする、是れ滑稽的美の趣味を解せざるの致す所なり。
正岡子規 萬葉集卷十六 青空文庫
狂歌狂句の滑稽も文學的なる者なきに非ず、然れども狂句は理窟(謎)に傾き狂歌は佗洒落に走る。
正岡子規 萬葉集卷十六 青空文庫
広いと号して、狂歌狂句をも善くしたことが、伊沢分家所蔵の荏薇贈答に見えてゐる。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
友人が送ってきたメールに、思わず吹き出すような狂句が添えられていた。
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落語の解説で、登場人物の滑稽さを表現するために狂句が引用されていた。
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宴会の席で、酔った勢いで誰かが披露した狂句が場を盛り上げた。
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昔の書物には、現代ではあまり見かけないような面白い狂句が載っている。
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