毛根
もうこん
名詞
標準
hair root
文例 · 用例
桜の根は貪婪な蛸のやうに、それを抱きかかへ、いそぎんちやくの食糸のやうな毛根を聚めて、その液体を吸つてゐる。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
何があんな花弁を作り、何があんな蕋を作つてゐるのか、俺は毛根の吸ひあげる水晶のやうな液が、静かな行列を作つて、維管束のなかを夢のやうにあがつてゆくのが見えるやうだ。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
桜の根は貪婪な蛸のように、それを抱きかかえ、いそぎんちゃくの食糸のような毛根を聚めて、その液体を吸っている。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
何があんな花弁を作り、何があんな蕊を作っているのか、俺は毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、維管束のなかを夢のようにあがってゆくのが見えるようだ。
— 梶井基次郎 『桜の樹の下には』 青空文庫
それから、その開いてしまった心の皮膚の毛根を狙い、私の内部から私自身消し残した女の本能が、外部の蝶子さん、あなたの性格の影響に呼応し出して、自我の落城まえのような私をうろたえ始めましたことも話しましたね。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
草木の花が開き芽を出すということは、明らかに草木の体内に於いて生活の働きが盛んになって、その栄養分である水気の類が毛根から吸収されて幹を上り枝に伝わりそして外に発するのだ、とも言い得ることを示している。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
ねばれる蛇の卵見ゆ、かつは臭のくさければガメノシユブタケ顰めつつ毛根を水に顫はす。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
ねばれる蛇の卵見ゆ、かつは臭のくさければ*ガメノシユブタケ顰めつつ毛根を水に顫はす。
— 抒情小曲集 『思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
毛根が傷つくと、髪の毛が抜けやすくなります。
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育毛剤は毛根に直接作用して髪の成長を促進します。
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顕微鏡で毛根の構造を観察しました。
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ウィキペディア
毛根(もうこん)は体毛のうち、皮膚の内部に存在する部分のこと。皮膚の外に伸びる部分は毛幹と呼ばれる。毛が抜けたときに根元部分に見られる白く丸いのが毛根。毛穴に皮脂が溜まっていると、皮脂がまとわり付いた状態で抜毛する。
出典: 毛根 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0