目を丸くする
めをまるくする
表現動詞-サ変-する
標準
to stare in wonder
文例 · 用例
だからあたしが、乗せてよ/\なんて強制んだつて、飛んでもないつて目を丸くするのは当り前なんだけど、それあもうあたし見たいな慣れないものが乗つたら危いかも知れないけど、叔父さんのは、邪推するわけぢやないけど、乗手が危いといふよりはタイキが大切なのよ。
— 牧野信一 『〔婦人手紙範例文〕』 青空文庫
絵双紙でみた名古屋|山三そっくりなんだもの――」 この少しこまっちゃくれた下町娘は、もうよほど右門とはなじみとおぼしく、いささかもはにかみを見せないですぐと答えましたものでしたから、右門がいよいよ伝六の目を丸くするようなことを平然としていいました。
— なぞの八卦見 『右門捕物帖』 青空文庫
」 と目を丸くするや、彼はいよいよ得意げに腹の皮をよじらせつつ笑うのだった。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
その小林は、パーソナルコンピューターの本場であるアメリカで「日本電気の製品を扱いたいのだが」との依頼を受け、目を丸くすることになる。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
「雌牛を持って来ましたよ」「へえ、雌牛を」とかの女は目を丸くするだろう。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
私が「兄弟八人だ」というと、「どうするつもりだ」と町の人々が目を丸くするほどで、このシステムを採らざるをえなかった事情は、子供心ながら私にも理解できたのである。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
ただし、伊兵衛であることはさしつかえありませんが、匕首を持って、左の腕くびに血をにじませているので、「おい、どうしたんじゃ」 と馬春堂は目を丸くする。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫