甲論乙駁
こうろんおつばく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
arguments pro and con
文例 · 用例
古来、名だたる学者が甲論乙駁して主張は数説に岐れてゐる。
— 岡本かの子 『小町の芍薬』 青空文庫
見ると連中は大鍋を突きながら、消防小屋の移転問題に甲論乙駁の真最中だつた。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
今見れば何でもない拙い画であるが、好奇心から評判になると同時に道学先生の物議を醸し、一時論壇は裸体画論を盛んに戦わして甲論乙駁暫らくは止まなかった。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
しかれどもこれらの事件は他の事件と聯絡して一時歌界の問題となり、甲論乙駁喧擾を極めたるは世人をしてやや歌界に注目せしめたる者あり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
甲論乙駁、なかなか決しない。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
たしか、ポルト・サン・マルタン劇場であったと思いますが、招待日の廊下は、まさに株式取引所を思わせるような騒々しさで、甲論乙駁、感嘆と憤慨との入り交る、興奮のルツボと化したそうです。
— 岸田國士 『あるニュウ・フェイスへの手紙』 青空文庫
「誰とも知らぬ二、三の人と出逢って、ここに立寄ったが、医道について論ずるのに、甲論乙駁という有様で果てしがなく、ついに言伏せはしたが、ひどく疲れた」と祖父はいわれたそうです。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
しかもその論鋒が甚だ鋭利にして、文辞辛辣を極めたものであったが為か、図らずも当時の学界に一大センセーションを捲き起し、爾後数ヶ月間は甲論乙駁、盛んに雑誌の紙面を賑わしたものであった。
— 喜田貞吉 『法隆寺再建非再建論の回顧』 青空文庫
作例 · 標準
議会では、環境問題について甲論乙駁の議論が交わされた。
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専門家たちが集まり、甲論乙駁しながら最善策を探った。
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甲論乙駁の末、ようやく一つの結論に達した。
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