獅子奮迅
ししふんじん
名詞-の形容詞名詞
標準
furious (energy, battle, etc.)
文例 · 用例
」とばかりに、人の心の奥底を、ただそれだけを相手に、鈍刀ながらも獅子奮迅した、とかいう話であるが、いまは、まるで、だめである。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
そこに理想主義の獅子奮迅が在る。
— 太宰治 『女人創造』 青空文庫
水城、博多は多多良が浜の防塁、別しては箱崎の宮の大前、一歩も上げじ許すなと、獅子奮迅に射放ち落せば、波を潜つて軽舸の面々、漕ぎ寄せ、漕ぎ寄せ、日本国は四国の住人河野ノ通有、いで物見せん、夷原、月は弓張る幸先に、倒す檣渡りに船と乗りかけ、つけ入り、斬り込んだり。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻きわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍を垂れてくれた。
— 太宰治 『走れメロス』 青空文庫
』彼は怪我なき程の隔りに(at a safe distance)退(さが)り居らん事を(to stand away)リネツトに乞ひ、それより(and then)二人の士、互に獅子奮迅と(with a tremendous onslaught)打つて掛かつた。
— KING ARTHUR'S ROUND TABLE 『アーサー王物語』 青空文庫
彼はまたこれがために、今やドイツ人の暴虐を懲罰せんがため、獅子奮迅の勢いをもって軍国の大事に当たりつつある。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
」獅子奮迅にとびついてくると一平を軽く左に外すと、再び一平が立ち直ってくるその頤のあたりを、ウーンと下から突きあげたアッパー・カット美事にきまって、哀れ一平は帆村の足許に長々と横に伸びた。
— 海野十三 『ネオン横丁殺人事件』 青空文庫
したがって普通には獅子舞或いは越後獅子などの類で、獅子奮迅踴躍の状を表象したものとして解せられているが、奇態な事にはその旧仙台領地方に行わるるものが、その獅子頭に鹿の角を有し、他の地方のものにも、またそれぞれ短い二本の角が生えているのである。
— 喜田貞吉 『奥羽地方のシシ踊りと鹿供養』 青空文庫
作例 · 標準
エースピッチャーが獅子奮迅の活躍を見せ、チームを逆転勝利に導いた。
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締め切り直前の編集部では、スタッフ全員が獅子奮迅の働きで作業を進めている。
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彼は一人で数人の敵に立ち向かい、獅子奮迅の勢いで突破口を開いた。
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