知らぬが仏
しらぬがほとけ
表現
標準
ignorance is bliss
文例 · 用例
お岩だってもとは美人だったと、知らぬが仏の宮枝は、ぐさりとスリルを感ずる。
— 織田作之助 『好奇心』 青空文庫
東 知らぬが仏西 しわんぼの柿の核子 無悩又無憂、知らざるもの即ち是れ仏なり。
— 幸田露伴 『東西伊呂波短歌評釈』 青空文庫
その作り方は、土龍、井守、蝮蛇の血に、天鼠、百足、白檀、丁香、水銀郎の細末をまぜて……」 そんな陰謀があるとは、知らぬが仏の奈良の都へ、一足飛びに飛んだ佐助は、その夜は大仏殿の大毘盧遮那仏の掌の上で夜を明かした。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
知らぬが仏とは、まったくこの事である。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
自分が、それを知ったため、応急手当の出来る場合はともかく、それ以外は知らぬが仏でいたい。
— 菊池寛 『私の日常道徳』 青空文庫
『今昔物語』など読むと、本邦でも低価な魚として蛇を食わせ、知らぬが仏の顧客を欺く事も稀にあったらしいが、永良部鰻てふ海蛇のほかに満足に食用すべきものなきがごとし。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
知らぬが仏と言うものの、かかる事は何卒為政者の気を付けられたい事だ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
故に君子は庖厨を遠ざくで、下女が何を触れた手で調えたか知らぬ物を旨がるところが知らぬが仏じゃ。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
彼の浮気のこと、知らぬが仏と思って聞かないことにした。
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余計なことを知って悩むより、知らぬが仏でいる方が幸せだ。
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あの件については、知らぬが仏でそっとしておくのが一番だ。
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