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アンチノミー

アンチノミー
名詞
1
標準
antinomy
文例 · 用例
カントはベーコンのこの自然への問いかけとしての実験的方法に敬意を表し、批判の方法をそれによって構成し、その実験結果としてアンチノミーを導きそこに認識の限界を見いだすと共にその一般を擁護したのである(『純粋理性批判』第二版序文)。
中井正一 近代美の研究 青空文庫
この実験でアンチノミーが導かるる過程の中にすでに弁証法へのアリアドネの糸が見いださるると共に、ここにすでに単なる自然科学的経験以外の存在論的現象論への道が展かれているかに思われる。
中井正一 近代美の研究 青空文庫
いわゆるブルジョワジーとは一つのアンチノミーである。
中井正一 リズムの構造 青空文庫
具体的歴史的過程において事実存在するがゆえに、そのアンチノミーは弁証法的とよばれもする。
中井正一 リズムの構造 青空文庫
かかる喘ぎにおける呼吸が、人間なる無限なるアンチノミー的構造を見透す重き歩みでもある。
中井正一 リズムの構造 青空文庫
ブルジョアジーとは個人の発見と個人の自己解消なる二元的アンチノミー的概念を意味する。
中井正一 青空文庫
画布がみずから独立すること、それを多くの人々に観照せしめることを要求することの中には同様にすでに一つのアンチノミーを胎んでいる。
中井正一 青空文庫
もし之を客体である物自身の性質とすれば、世界が有限であると論証することが出来ると同じ権利で、人々は又それが無限であることをも論証出来るだろうし、世界が無限に分割出来ると証明出来ると同時に、人々は又夫が不可分の単位を持っていると証明することも出来るだろう(之がアンチノミーに相当する)。
戸坂潤 現代唯物論講話 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日アンチノミーについて考えている。
アンチノミーという言葉は日本語で重要だ。
彼はアンチノミーの意味を理解している。
この文にはアンチノミーが含まれている。