引っ込み思案
ひっこみじあん
形容動詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #40436 · 青空 0 例
標準
reserved
文例 · 用例
しかし、夏子はもともと引っ込み思案で、応召した夫が戦死したのちも、六つになる男の子と昔かたぎの姑と、出戻りの小姑と一緒に暮すつつましい未亡人ぶりが似合う女であった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
京都は冬は底冷えし、夏は堪えられぬくらい暑くおまけに人間が薄情で、けちで、歯がゆいくらい引っ込み思案で、陰険で、頑固で結局景色と言葉の美しさだけと言った人があるくらい京都の、ことに女の言葉は音楽的でうっとりさせられてしまう。
— 織田作之助 『大阪の可能性』 青空文庫
伯父は変わり者で、短気な癇癪持ち、怒ったら口汚いのですが、平生は引っ込み思案でして。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
その家へ光源氏の手紙が来たのであるから、女房らは一陽来復の夢を作って、女王に返事を書くことも勧めたが、世間のあらゆる内気の人の中の最も引っ込み思案の女王は、手紙に語られる源氏の心に触れてみる気も何もなかったのである。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
配達車のそばを通り過ぎた時、梶棒の間に、前扉に倚りかかって、彼の眼に脚だけを見せていた子供は、ふだんから悪戯が激しいとか、愛嬌がないとか、引っ込み思案であるとかで、ほかの子供たちから隔てをおかれていた子に違いない。
— 有島武郎 『卑怯者』 青空文庫
だがいったん決意した以上は、私一個人としての引っ込み思案はきれいさっぱりとすてて、党のため、党の支持する無産大衆のために飽くまでも当選を期する覚悟でいたことは無論だ。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
ただ恨むらくは頃者内幟の流行打ち続いて見渡す空に矢車の響き賑わず、江戸ッ児の向上心を吾から引っ込み思案にしてしまう人の多いことで、吾儕は寧ろ柏餅も鱈腹喰うべし、※もウンと頬張った上で、菖蒲酒の酔いもまわらば、菖蒲太刀とりどりに那辺までも江戸ッ児の元気を失わぬ覚悟が肝要だと思う。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
引っ込み思案な人ばかりなのだね。
— 横笛 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は引っ込み思案な性格で、初対面の人とはなかなか話せない。
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「もっと自信を持って、引っ込み思案を克服しないと、チャンスを逃してしまうよ」
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内気で引っ込み思案な彼も、親しい友人とは楽しそうに会話していた。
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