民間説話
みんかんせつわ
名詞
標準
folk tale
文例 · 用例
更に考へを進めると、続日本紀以後の国史に記されて居る史実と考へられて居る事も、史官の日次記や、若干の根本史料ばかりで、伝説の記録や、支那稗史をまねた当時の民間説話の漢文書きなどを用ゐなかつたとは言はれない。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
最大きな一例を挙げると、楚辞や、晋唐時代の稗史類には、民間説話を其まゝ記録した、神仙と人間との性欲的交渉を一人称や三人称で記したものが数多くある。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
元々空想の所産でなく、民間説話の記録なのであるから、小説と言ふ名も出来たのだ。
— 折口信夫 『国文学の発生(第二稿)』 青空文庫
此物語は、純粋の民間説話でなく、其をとつて平安朝に出来た物語であるから、自然作意がある。
— 折口信夫 『霊魂の話』 青空文庫
漢・魏・晉・唐の間の民間説話の記録なる小説は、宮廷祕事でなければ、神仙と高貴の人との媾遇を主題とした物が多い。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
「ケット」と「マット」、その語は甚だ簡単で、その語るところまた一つの興味ある民間説話というに過ぎないが、しかもその含蓄するところすこぶる大なるものがある。
— 喜田貞吉 『「ケット」と「マット」』 青空文庫
シュワルツは、一八四九年より一八八五年に至る間に、種々の著作を公にして、一方に於ては、民間説話と述作神話との関係を、定めんと勉め、他の一方に於ては民間伝説の起原を、天然現象の中に、求めんと試みたり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
この説は或点に於ては、勿論取る可きところなきに非ざるも、凡ての民間説話を天然現象によりて、説明せんと勉むるの極、劃一に失し、極端に流れ、任意に伝説を解釈し、妄りに偏見を持し、強て単一起原説を立てたるは、大なる誤謬と云わざるを得ず。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
作例 · 標準
この物語は、各地で語り継がれてきた民間説話を収集・編纂したものです。
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子供たちに日本の豊かな文化を伝えるため、昔話や民間説話 を読み聞かせることがあります。
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民間説話には、その土地の人々の暮らしや価値観が反映されており、文化を理解する上で貴重な資料となります。
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