仰せ
おおせ
名詞頻度ランク #19429 · 青空 1623 例
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order (from one's superior)
文例 · 用例
昔の大名それの君、すれちがいし船の早さに驚いてあれは何船と問い給えば御附きの人々かしこまりて、あれはちがい船なればかく早くこそと御答え申せば、さらばそのちがい船を造れと仰せられし勿体なさと父上の話に皆々またどっと笑う間に船は新田堤にかかる。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
そこで庄屋殿が例えば「狸」と仰せられると加八は一同の顔色を注意深く観察して誰が「狸」であるかを観破するために云わば読心術の練習のようなことをする。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
」と苦笑しながら、「仰せに隨つて、お前の甲羅に腰かけてみるか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
或る口の惡るきお人これを聞きて、扨もひねくれし女かな、今もし學士が世にありて札幌にもゆかず以前の通り生やさしく出入りをなさば、虫づのはしるほど嫌やがる事うたがひなしと苦笑ひして仰せられしが『ある時はありのすさびに憎くかりき、無くてぞ人は戀しかりける』とにも角にも意地わるの世や意地惡るの世や。
— 樋口一葉 『經つくゑ』 青空文庫
此坂を下りてあしこへ行きて暫時やすまん、つかれては話しも厭やなればと仰せあるに、さらば歸りたまふか、厭々、今しばし遊ばんとて、苔なめらかなる小道を下らるゝに、おあぶなしと言へば、氣のどくなれど其肩をかし給へとてつと寄りて此處を下りぬ。
— 一葉 『暗夜』 青空文庫
それよ、今宵よりは一時づゝの仕事を延ばして、この子が為の収入を多くせんと仰せられしなりき。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
腕には職あり、身は健かなるに、いつまでかくてはあらぬ物を』と口癖に仰せらるゝは、何所やら我が心の顔に出でゝ、卑しむ色の見えけるにや。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
」「エーと仰せられましても、エーでごわせんだ。
— 国木田独歩 『号外』 青空文庫
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