申し付け
もうしつけ
名詞
標準
文例 · 用例
心柄とは云いながら、本人はまず切腹、連れのものも御役御免か、謹慎申し付けられるか、なにしろ大勢の難儀にもなることだ。
— 鷹のゆくえ 『半七捕物帳』 青空文庫
憎ければこそ容保候へせめてもの餞別しようと、会津への援兵申し付けたのにどこが悪いぞ。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫
火急に詮議せいとのお奉行さまお申し付けにござります!
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
夫から申し付けられた通り一人一人の前へ行つて辞令を出して挨拶をした。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
それから申し付けられた通り一人一人の前へ行って辞令を出して挨拶をした。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫
それから、本庁の乙骨医師には、御申し付けどおりに渡しておきましたが」と復命すると、それに法水は、尖塔にある十二宮の円華窓を撮影するように命じてから、その私服を去らしめた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
」「父は帰られぬかも知れぬが、大変になる迄に脱けて出られるなら、出て来いと申し付けてをりました。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
数日の後に、白籤組には堺表より船牢を以て国元へ差し下すと云う沙汰があって、下横目が附いて帰国し、各親類預けになったが、間もなく以後別儀なく申し付けると達せられた。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫