苦労話
くろうばなし
名詞
標準
story of one's struggles
文例 · 用例
宿帳には下手糞な字で共産党員と書き、昨日出獄したばかりだからとわざと服装の言訳して、ベラベラとマルキシズムを喋ったが、十年入獄の苦労話の方はなお実感が籠り、父親は十年に感激して泣いて文子の婿にした。
— 織田作之助 『実感』 青空文庫
私の心に甦って来る事々も、皆、祖母自身から聞かされた、第三者には何の興味もない世帯の苦労話ばかりだ。
— 宮本百合子 『祖母のために』 青空文庫
どうだ、これからおいらんところへ来て、一ぺえやりながら、そのおめえの苦労話てえのを聞こうじゃあねえか。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
そして、顔中に微笑を湛えながら、彼女は彼の口を迸り出るくぜつやら、アイルランドの苦労話やらに耳を傾けた。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
「これは、大変な人間だ」 と、私は、ひそかに舌をまいたが、その後、だんだんと、木村君の苦労話をきき、日蔭の時代に、ひとから受けたほんのちょっとしたまごころが、どんなに嬉しかったかということを知った。
— 野村胡堂 『胡堂百話』 青空文庫
その二人が別室で裸踊りをやって見せる……」 こうした砂馬の話しぶりは、満州でてんで苦労はしなかったみたいだが、苦労話は避けているとも見られる。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は転職活動の苦労話を熱心に語ってくれた。
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先輩の苦労話を聞いて、大変だった頃を思い出した。
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誰もが一度は、自分の苦労話を誰かに聞かせたいと思うものだ。
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