折々
おりおり
副詞頻度ランク #21071 · 青空 2229 例
標準
occasionally
文例 · 用例
その兎のやうな眼を赤くして、折々キヨロキヨロあたりを見廻す。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
黒く澄んだ、黄楊の葉の目が、やさしく、ただしシニカルでありたさうに折々見上げる。
— 中原中也 『夭折した富永』 青空文庫
そして芸術史上の折々に於て、殆んど技巧ばかりが芸術の全部かの如き有様を呈した。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
折々堪らないやうに双眼の切れ目から輻射状の皺を発したが、それでも更にそれらの喫殻に手を下さうとしないのは、明かに彼自身にも得体の知れぬ悶えが、彼の中を横行してゐたからである。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
それは折々フットボールが飛んで来て窓硝子が割れるので、校長の考案したことであつた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
ただこの頃折々|牛込の方へ出ると神楽坂上の紙屋の店へ立寄って話し込んでいる事がある。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
その若先生が折々自分の我儘な願いに応じて「化学的手品」の薬品を調合してくれたりした。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
折々の歌でそれを表わして置きます。
— ――型でなしに 『家庭愛増進術』 青空文庫