鯷
ひしこ異読 ヒシコ
名詞
標準
Japanese anchovy (Engraulis japonica)
文例 · 用例
「生きながら直に打ちこむひしこ漬」「椋の実落ちる屋根くさるなり」なども全く同様な例である。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
料理卓の上にはアンショア(ひしこの塩漬)の三枚におろしたのが昨日からオリーブ油に浸けられている。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
同ばんかた、わが言ひしことを、そくざにおいて、打ちけされけることあり。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
反歌いかならむ年の日にかも毛の國の民の嘆きの止む時あらむひしこ漬足妣木の山を近みと。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
こゝまでにひしこも來れ。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
秋風の寒く吹くなべ竹籃にひしこ持ちて來とほき濱びゆ髪十月の末母の命によりて成田山にまうで毛綱を見て作れる歌并短歌母刀自の依しのまにま。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
フラア・マルチノがこの詞と、或る知人の戲に、アントニオはあやしき子なるかな、うみの母をば愛するやうなれど、外の女をばことごとく嫌ふと見ゆれば、あれをば、人となりて後僧にこそすべきなれ、といひしことあるとによりて、母上はわれに出家せしめむとおもひ給ひき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われはその部屋をおとづれ、彼等と共に寺にて歌ひしことあり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
市場に新鮮なヒシコが並ぶと、地元の人々は初夏の訪れを感じる。
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ヒシコをおろし和えにすると、さっぱりしていていくらでも食べられる。
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獲れたてのヒシコをその場で刺身にして食べるのが、漁師の特権だ。
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