不穏
ふおん
形容動詞名詞頻度ランク #25014 · 青空 325 例
標準
disquieting
文例 · 用例
その余威を駆って、と言っては不穏かもしれないが、自然派以外の作者たちは、たいていこの一派でやっつけられた。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
千年の間に二十回とか三十回といえばやはり稀有という形容詞を使っても不穏当とは云えないし、目前にのみ気を使っている政治家や実業家達が忘れていても不思議はないかもしれない。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
用字法や送仮名なども、大概もとのままにしたので、不穏当なものや不統一な所もある。
— 橋本進吉 『古代国語の音韻に就いて』 青空文庫
お可笑な位よ、」と言う主人の少女の顔は羞恥そうな笑のうちにも何となく不穏のところが見透かされた。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
「そこどころか、……幹部にまで不穏な奴があるんだから。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
工場では、幹太郎を、不穏な工人の肩を持つものと睨んだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その規約によると、誠心誠意主人のために働いた者には、解雇又は退隠の際、或は不時の不幸、特に必要な場合に限り元利金を返還するが、若し不正、不穏の行為其他により解雇する時には、返還せずというような箇条があった。
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
されどことごとく不穏の色あり。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
作例 · 標準
街の空気が不穏になり、人々は早々に家路を急ぎ始めた。
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彼の不穏な言動を察知した周囲の人間は、警戒を強めた。
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嵐の前の静けさのような、不穏な気配が辺り一面に漂っている。
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