巻雲
けんうん異読 まきぐも
名詞多音語
標準
cirrus (cloud)
文例 · 用例
そうそう、青ぞらのあんな高いとこ、巻雲さえ浮びそうに見えるとこを、三羽の鷹かなにかの鳥が、それとも鶴かスワンでしょうか、三またの槍の穂のようにはねをのばして白く光ってとんで行きます。
— 宮沢賢治 『イーハトーボ農学校の春』 青空文庫
巻雲の下は照つてる。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
冬も早や絹のつや雲、巻雲の巻きのなびきに、氷凝り雲|層雲の群、重ね雲、寂び金の雲、下|明り雲ともわかず、薄ぎらひ山ともわかず、たださへも現ならぬを、たださへも果てしわかぬを、日の射すか末広の虹、幾すぢか透きて落せり。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
帆だ、帆だ、帆だ、 運搬、駛走、海洋、巻雲。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
その返照はいつまでも透明な黄の霞んだ青磁や水浅葱の西の空に、紅く紅く地平の積巻雲を燃え立たせた。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
冬も早や絹のつや雲、巻雲の巻きのなびきに、氷凝り雲|層雲の群、重ね雲、寂び金の雲、下|明り雲ともわかず、薄ぎらひ山ともわかず、たださへも現ならぬを、たださへも果てしわかぬを、日の射すか末広の虹幾すぢか透きて落せり。
— ――長歌体詩篇二十一―― 『観想の時』 青空文庫
通例|巻雲と訳されている。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
芸術―― それは、私、孤りにとつてのみの、永遠の苦悶であり、怖ろしき陶酔であり、果しなく花やかな巻雲であるのみだ。
— 牧野信一 『変装綺譚』 青空文庫
作例 · 標準
空の高いところに巻雲が筋のように現れ、秋の訪れを感じさせた。
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巻雲は氷の粒でできているため、太陽の光を浴びて白く美しく輝く。
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巻雲が広がってくると天気が下り坂になると言われ、傘を持って出かけた。
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