湯沸かし
ゆわかし
名詞
標準
teakettle
文例 · 用例
煖炉があるのに、枕元に真鍮の火鉢を置いて、湯沸かしが掛けてある。
— 森鴎外 『鼠坂』 青空文庫
八は傍にある湯沸かしの湯を割つて、又一口飲んで見る。
— 森鴎外 『金貨』 青空文庫
火鉢に掛けてあつた湯沸かしを持つて、障子を手荒く開けて、梯をばたばた降りて行つた。
— 森林太郎 『身上話』 青空文庫
風爐に火を活けて、湯沸かしを掛けて、茶を入れる。
— 森林太郎 『身上話』 青空文庫
土間につづいて八畳敷きの詰め所とその横に寝べやが並び、詰め所の奥に湯沸かし場があって、ここにもう一つ障子一枚の出入り口があり、外は表の通りからちょうどかぎの手になっている行き止まりの袋路地でした。
— 首つり五人男 『右門捕物帖』 青空文庫
途方もなく大きな銅製の炉が、湯沸かし用の円筒形の鑵や、そのほか銅管だの活栓だのの一切の装置を具えて、窓と反対側の一隅を占めていた。
— КРАСНЫЙ ЦВЕТОК 『紅い花』 青空文庫
袂から蝋マッチを出して、ランプを附けて見れば、婆あさんが気を附けてくれたものと見えて、丁寧に床が取ってあるばかりではない、火鉢に掛けてある湯沸かしには湯が沸いている。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
とにかく田川さんの身の上に、何かあったに違いありません」 帆村は肯きながら、湯沸かしを暖炉の上の熱い鉄板の上に置いた。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
作例 · 標準
カーテンがそよ風に優しく揺れていた。
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