穴掘り
あなほり
名詞動詞-サ変
標準
excavation
文例 · 用例
思うことの書けないのは世の中のせいかというような気もするが、これも猫の穴掘りと同様に実は自分の筆の通じが悪いせいかもしれないのである。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
そのうちに私は兵隊になって、千葉県の海岸の防備にまわされ、終戦までただもう毎日々々、穴掘りばかりやらされていましたが、それでもたまに半日でも休暇があると町へ出て、あなたの作品を捜して読みました。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
その穴掘り役は寺男の源右衛門と納所の了哲に云い付けられたが、寺男も納所も愚直一方の人間であるので、師匠と俊乗の指図を素直に引き受けた。
— 地蔵は踊る 『半七捕物帳』 青空文庫
穴掘り男は頭髪まで赤土だらけにしながら、「どうも水が多くって、かい出してもかい出しても出て来るので、困ったちゃねえだ!
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
その前に突立っている呉一郎も、最初の場面の通りに微笑を含んで、両手をうしろに廻したまま、老人の打ち振る鍬の上げ下しを一心に見守っているが、僅か一箇月ほど経過した間にスッカリ色が白くなって、肉が丸々と付いているのは、その間じゅう穴掘りの労働を中止して、自分の室……第七号室に閉じ籠っていたからであろう。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
あしたの宮下の葬式にやの、丁度今度はおら等の家もお墓の穴掘り役に当つてるがの。
— 芥川龍之介 『一塊の土』 青空文庫
しかもお民は発病する前に、やはりチブスの為に倒れた鍛冶屋の葬式の穴掘り役に行つた。
— 芥川龍之介 『一塊の土』 青空文庫
穴掘り機械が入用です。
— ――金博士シリーズ・4―― 『今昔ばなし抱合兵団』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日穴掘りについて考えている。
穴掘りという言葉は日本語で重要だ。
彼は穴掘りの意味を理解している。
この文には穴掘りが含まれている。