劇薬
げきやく
名詞
標準
powerful medicine
文例 · 用例
この赤い絵は、劇薬を包む赤い四角の紙に赤いインキで描かれてあつた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
「鉄道もない、劇薬もない、田舎、これ、自殺にのむ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
劇薬らしい鋭い匂ひが室中に漲つた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
心中もその宿を出て、近所の海岸から入水するか、山や森へ入り込んで劇薬自殺を企てるたぐいは、旅館に迷惑をあたえる程度も比較的に軽いが、自分たちの座敷を最後の舞台に使用されると、旅館は少からぬ迷惑を蒙ることになる。
— 岡本綺堂 『温泉雑記』 青空文庫
一月ほど以前、わたしの旅館には若い男女の劇薬心中があって、それは二階の何番の座敷であるということがわかった。
— 岡本綺堂 『温泉雑記』 青空文庫
敏子は釣銭を渡しながら、纒めて買えば毎日来る手間もはぶけるのにと思ったが、もともとヒロポンの様な劇薬性の昂奮剤を注射する男なぞ不合理にきまっている。
— 織田作之助 『薬局』 青空文庫
その中には劇薬もあるんだぞ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
私は、いまこそ私の女の腐骨を健全に劇薬で消毒して、再び体内へ納め込み、又、蝶子さん、あなたの影響からも立派に脱れられたと思いました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
この薬は劇薬に指定されているため、用法容量を厳守する必要がある。
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停滞した経済を立て直すための劇薬として、大胆な政策が導入された。
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「これは劇薬だからね、副作用には十分気をつけて」と医師に言われた。
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