見取り
みとり
名詞
標準
perception
文例 · 用例
書物の記載も、見取り図も至極簡単であるからやむを得ない。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
時によると僕も日記中に君の見取り図くらいなところを書きとめたこともあるが、それは真の粗雑としたものだ。
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
自然科学の研究なども、プレパラートと見取り図とを作ることに彼は不器用だったが、それさえ除けば、あまり分りきった事実の排列にすぎなかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
私は、天主閣の見取り図の写しに取りかかつてゐたのであるが、長い勤労の疲れが凝つて稍ともすれば、唸り声をあげるのであつた。
— 牧野信一 『熱い風』 青空文庫
半紙いっぱいに書いた見取り図の要所要所へそういう文字を書き入れて、ここ加州家裏門としるしたその門の横の道に、長々と寝そべっている人の姿が見えました。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
見取りの図面はめっぽうまずいが、ところどころへ書き込んである字は、このとおりめっぽううまいお家流の女文字だ。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
ずっと以前に如雲社という会が京都であって、確か毎月裏寺町で開かれていたが、ここには京中の各派の社中の方々が思い思いの出品もされ、私もそのいいのをよく見取りもさせて貰った。
— 上村松園 『随想』 青空文庫
都合よいのを選り取り見取りで。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は一瞬にして状況を見取り、適切な判断を下した。
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その見取りの速さが、彼の仕事の正確さに繋がっている。
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わずかな情報から全体を見取る能力は、経験によって培われる。
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