泣訴
きゅうそ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
imploring with tears in one's eyes
文例 · 用例
内心の惡舌は即ち内心の泣訴である。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
どうか、もう一年、おゆるし下さい、と長兄に泣訴しては裏切る。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
彼は閾を跨ぐと共に、其時はもう只痛い/\というて泣訴して居る病人の聲を聞いた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
兄たちは激怒したが、私はれいの泣訴した。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
ところで、班長に手ごたへなしと見てか、婆さんは今度は、そのへんにゐる誰彼れを問はず、そつちへ顔を向けたものをつかまへて、泣訴哀願しはじめた。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
そこへセラダが本日こそはと意気高らかに乗りこんできて、寝みだれ姿も物かは、いきなり哀願泣訴の意気ごみを見せたものですから、小夜子サンはアラーッ、キャーッと部屋へ逃げこんで障子をバッタリしめて、「待ってね。
— 坂口安吾 『裏切り』 青空文庫
参道の茶店の婆さんたちはよその土地のパンパンのタックルと同じぐらいの勢いでつかみかからんばかり、あるいは哀願して泣訴のおもかげあるものもあり、だいたい日向もはずれのこの鵜戸の地にこれだけの茶店が参道に並ぶというのが意外なことだ。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
茶店の婆さんの哀願泣訴のいたいたしさに私は一ツの日向を見た思いがした。
— 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
作例 · 標準
「どうか、どうか今回だけは見逃してください!」と、彼は涙ながらに泣訴した。
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家賃の支払いが滞り、追い詰められた店主は大家のもとへ泣訴に及んだ。
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リストラ対象になった社員たちが、社長室の前で決定の撤回を泣訴している。
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いくら泣訴したところで、一度下された判決が覆ることはまずないだろう。
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