弾ずる
だんずる
動詞-ずる変動詞-他動詞
標準
to play (a stringed instrument)
文例 · 用例
それに調子が単純で弾ずる人に熱情がないからなおさらいかん。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
これを弾ずる原動力は句の「はたらき」であり「勢い」でなければならない。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
第八 芭蕉の葉色、秋風を笑ひて籬を蓋へる微かなる住家より、ゆかしき音の洩れきこゆるに、仇心浮きて其が中を覗ひ見れば、年老いたる盲女の琵琶を弾ずる面影|凛乎として、俗世の物ならず。
— 北村透谷 『秋窓雑記』 青空文庫
参差たる松ヶ枝、根に上り、横に葡い、空にうねって、いうところの松籟般若を弾ずるの神境である。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
「株を守ってウサギを待ち」『韓非子』、「柱に膠して琴を弾ずる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
さて毎度弾ずるごとに大入り故、獄吏に請いて猫を隠し置き、音楽で鼠を集めて夢中になって感心しいる処を掩殺させたとある。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
――それ故、彼は幻灯会のオルガンを弾ずる時にも、何よりも月琴の母の様子ばかりが案ぜられて、秘かに横目をつかつた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
而も相手がないのに、ヴァイオリンやヴァイオリンコンツェルトのピアノのパートを、やけに弾ずることが多かった。
— 浜尾四郎 『彼は誰を殺したか』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は古箏を指で優しく弾ずる。
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彼は古びたヴァイオリンを手に取り、感傷的なメロディーを弾ずる。
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