談ずる
だんずる
動詞-ずる変動詞-他動詞
標準
to talk
文例 · 用例
三鷹の薄汚い酒の店で、生葡萄酒なんかを飮んで文學を談ずるくらゐが、唯一の道樂で、ほかには、大きなむだ使ひなどをした覺えはない。
— 太宰治 『金錢の話』 青空文庫
家庭趣味の事実を談ずることは、談者自ら興味多く、聴く人にも多くの趣味を感じ、且つ参考になることが多い。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
さてまた隅田川を説きながら語次横に逸れて枝路に入ること多きは、これまた黄序に言ひけん如く、伊洛を談ずるものは必ず熊外を連ね、漆沮を語るものは遂に荊岐に及ぶ、また自然の偶属にして半離すべからざるものなればなり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
もし密教の大道理からいえば、荼枳尼も大日、他の諸天も大日、玄奥秘密の意義理趣を談ずる上からは、甲乙の分け隔てはなくなる故にとかくを言うのも愚なことであるが、先ず荼枳尼として置こう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
そんな事は、まだその頃ありました、精盛薬館、一二を、掛売で談ずるだけの、余裕があっていう事です。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
その頃から既に、日本では酒が足りなくなっていて、僕が君たちと飲んで文学を談ずるのに甚だ不自由を感じはじめていた。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
世事測る可からずと雖も、薙髪して宮を脱し、堕涙して舟に上るの時、いずくんぞ茅店の茶後に深仇の冥土に入るを談ずるの今日あるを思わんや。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
資本主義も社会主義も有りはしない、そんなことは昼寝の夢に彫刻をした刀痕を談ずるような埒も無いことで、何も彼も滅茶滅茶だった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
作例 · 標準
困ったときは、先輩に相談して談じている。
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彼の温かい言葉に、思わず涙がこぼれ、心の内を談じた。
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「大丈夫だよ」と、友人は私に優しく談じた。
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標準
to negotiate
作例 · 標準
協定締結のため、各国代表が水面下で談じている。
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賃上げについて、経営側と組合側が誠実に談じている。
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この問題は、関係者全員でじっくり談ずるべきだ。
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