制咤迦
せいたか
名詞
標準
Seitaka (Shintō goddess)
文例 · 用例
ひとりのせいたかのっぽの子どものまたの下をくぐって、神さまは森へにげかえりました。
— 新美南吉 『子どものすきな神さま』 青空文庫
衝と行く、お誓が、心せいたか、樹と樹の幹にちょっと支えられたようだったが、そのまま両手で裂くように、水に襟を開いた。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
遊女は気がせいたか、少し狙がはずれた処へ、その胸に伏せて、うつむいていなすった、鏡で、かちりとその、剃刀の刃が留まったとの。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
「この草っぱらと畑の総面積は、どのくらいあると思う」と、母親の附添で仕合せな、せいたか坊やの通称のある瀬田青年が口をきると、「まず五千坪だね」と、口を尖らせるので蛸さんと綽名のある料亭の一人息子が、さっそく見積りをつけた。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
私たちの室とちがって、隣室のせいたか坊やのベッドのまわりには、いつも陽気な笑声があった。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
そこで忽ち病院内にはせいたか坊やの未来の花嫁が現われたという噂がひろまった。
— 鷹野つぎ 『草藪』 青空文庫
吉田屋の姉さま、おりつ小母さままで来てて、『あれ、これが捨様かなし、そいったってもまあ、こんなに大きく成らっせいたかなし』なんてそう仰ッせて……」 少年の時分からよく見覚えのある、お母さんの左の眼の上の大きな黒子。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
」 こういわれると、ちょんさんはくやしがって、負けずに弟の名前を呼んで、からかい返してやろうとしましたが、「ちょうにん、ちょうにん、ちょうじゅうろう、まんまる入道、ひら入道、せいたか入道、へいがのこ、いっちょうぎりの、ちょうぎりの。
— 楠山正雄 『長い名』 青空文庫
作例 · 標準
不動明王の脇侍である制咤迦童子は、忿怒の形相をしている。
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制咤迦童子は、矜羯羅童子と共に不動明王を補佐する。
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古い仏像の中には、制咤迦童子の姿を精巧に彫ったものもある。
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