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前山

ぜんざん
名詞
1
標準
foothills
文例 · 用例
そして、ゴルキイの小説によく出てくる露西亞の草原を聯想させるやうな、荒涼とした原の中に工場と、工場|附屬の住宅と、貧しげな商家農家の百軒あまりがまばらに立ち並び、遠く北の方に樽前山の噴火の煙が見えるのも妙に索漠たる感じを誘つた。
南部修太郎 處女作の思ひ出 青空文庫
数年前山火事に関する若干の調査をしたいと思い立って、目ぼしい山火事のあったときに自分の関係の某官衙から公文書でその山火事のあった府県の官庁に掛け合って、その山火事の延焼の過程をできるだけ詳しく知らせてくれるように頼んでやったことがあった。
寺田寅彦 函館の大火について 青空文庫
けれども役所のなかとちがって競馬場には物知りの年とった書記も居なければ、そんなことを書いた辞書もそこらにありませんでしたから、わたくしは何ということなしに輪道を半分通って、それからこの前山羊が村の人に連れられて来た路をそのまま野原の方へあるきだしました。
宮沢賢治 ポラーノの広場 青空文庫
そしてこの前山羊をつかまえた所まで来ますと、ロザーロは、「もうじきですから。
宮沢賢治 ポラーノの広場 青空文庫
その祖母さんは、足のわるい菊次さんのかはりに、けふは前山へ麦ふみに行つてゐたのであります。
新美南吉 百姓の足、坊さんの足 青空文庫
そしてその日から、年とつたお母さんのかはりに、前山へ麦ふみに出かけて行きました。
新美南吉 百姓の足、坊さんの足 青空文庫
火山灰地の状態 日高の門別村を東へ拔ける時、後ろを返り見ると、遙か西方に膽振の樽前山の噴火が見えた。
岩野泡鳴 日高十勝の記憶 青空文庫
李陵自身毎日前山の頂に立って四方を眺めるのだが、東方から南へかけてはただ漠々たる一面の平沙、西から北へかけては樹木に乏しい丘陵性の山々が連なっているばかり、秋雲の間にときとして鷹か隼かと思われる鳥の影を見ることはあっても、地上には一騎の胡兵をも見ないのである。
中島敦 李陵 青空文庫
作例 · 標準
ハイキングの途中、前山の尾根から遠くの街並みが見えた。
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この地域は前山が多く、静かで穏やかな田園風景が広がっている。
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少年たちは前山の林に隠れて、秘密の冒険ごっこに夢中になった。
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ウィキペディア曖昧さ回避

前山(まえやま、さきやま、ぜんやま、まえさん、さきさん、ぜんさん、まえざん、さきざん、ぜんざん)

山名
その他
参考文献
関連項目
出典: 前山 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0