北限
ほくげん
名詞
標準
northern limit (esp. of the distribution of a plant or animal)
文例 · 用例
河童の神通力には北限があるのである。
— その八 時計館の秘密 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
河童の神通力にも北限があると知って彼らも改めてわが身の無常を感じたが、さらに北へ北へと逃げる身には都合がわるいから、イタチ組と名を変えた。
— その八 時計館の秘密 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
樹林地帯の北限に近い。
— 中谷宇吉郎 『白い月の世界』 青空文庫
もっとも裸麦の栽培には北限があって、関東以北では出来にくいとか、収穫の量も少ないという事情もあったわけではあるが、私はこうした播州・下総両国間の距離を子供心に考え、ひいては女性労働の問題や民謡その他の事柄に目をひらいていったのである。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
最初は津軽海峡までが北限であろうかと思っていると、北海道にまで分布していて、知里真志保君の話ではアイヌもその木のヤニを医療呪禁の用に供していたということである。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
たとえば東限溝・北限何太夫作・西限道の類である。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
関東地方が多分その北限であった。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
天然物保存に功労ある生物学者等は、未だ植物の自然生北限ということについてわれわれの合点するだけの説明をしてくれなかった。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
作例 · 標準
この植物の栽培は、この地域が北限だと言われている。
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ホタルイカの生息地の北限は、北海道の近海だそうだ。
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温暖化の影響で、生物の北限が徐々に北へ移動している。
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