震害
しんがい
名詞
標準
earthquake damage
文例 · 用例
幸い無事に保存されていても今戸は震害地だったから地震の火事で焼けてしまったろう。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
九月十九日(水) 七月末に始めて踏査した厚木町方面震害は最もはなはだしく、そのうえ火災に罹ったというので、その節世話になった人々の見舞かたがた、視察に行きたいと思ったが、馬入川も困難だし、厚木・平塚間の道路は亀裂がはなはだしく、自動車も通うていなかろうというので見合わして、直ちに横浜へ引き返す。
— 喜田貞吉 『震災後記』 青空文庫
平塚駅附近震害最もはなはだしく、相模紡績の工場は倉庫の一部を残して全潰し、関東紡績の工場も全滅だ。
— 喜田貞吉 『震災後記』 青空文庫
これから厚木町へかけて震害最もはなはだしかったそうで、ことに厚木町は火災のために全滅したという。
— 喜田貞吉 『震災後記』 青空文庫
震害がないとすれば、地震を恐怖することもなかったであろう。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
大正十四年但馬北部の鯰があばれ出し、翌々年の昭和二年には東隣の奥丹後半島の鯰が大いにあばれ、その結果両震源地の中間地域では、二年間に二回同じ程度の震害をこうむることになった。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
もし学者が在来の大地震の統計や地震帯の研究によって大地震の近いことを説いたならば、人々はあらかじめあの震害と火災とに備えはしなかったであろうか。
— 和辻哲郎 『地異印象記』 青空文庫
わたしは、へそくりは綜麻繰りで、家族の私有の利得は、其辺から得たものと信じてゐるので、しがいせんも、しんがい・しがいなど言ふ、糸鞋を作つて、めい/\の小遣ひ銭を作つた為と考へる。
— 折口信夫 『方言』 青空文庫
作例 · 標準
地震による震害の状況を調査する。
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震害を受けた地域では、復興作業が急ピッチで進められている。
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「この建物は震害がひどいね…」と、ボランティアが建物の状態を見てため息をついた。
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