安房
あわ
名詞頻度ランク #10490 · 青空 359 例
標準
Awa (former province located in the south of present-day Chiba Prefecture)
文例 · 用例
その祖先は天富命が斎部の諸氏を従え、沃壌地を求き、遥に、東国の安房の地に拓務を図ったのに、加えられて、東国に来り住んだ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
麓の里のやや黒み行く夕暮に、安房なる鋸山の峻しきあたり、「きんだい」といへるが咲きて立ちたる、またなく気高し。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
加賀の鼬雲、安房の岸雲、播磨の岩雲などは、其土の人々の雲の形を然思ひ做して然呼び做したるなるべければ、魏雲鼠の如く斉雲絳衣の如しなどいへるも、魏斉の俗に鼠雲絳衣雲等の称ありて後云ひ出せることにや。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
……どこと申して行く処に当は無いので、法衣を着て草鞋を穿くと、直ぐに両国から江戸を離れて、安房上総を諸所|経歴りました。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
小菊は親たちが微禄して、本所のさる裏町の長屋に逼塞していた時分、ようよう十二か三で、安房の那古に売られ、そこで下地ッ児として踊りや三味線を仕込まれ、それが彼女の生涯の運命を決定してしまった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
待ってましたと計りに関白の方では、此の大石を取れば碁は世話無しに勝になると、堂々たる大軍、徳川を海道より、真田を山道より先鋒として、前田、上杉、いずれも戦にかけては恐ろしく強い者等に武蔵、上野、上総、下総、安房の諸国の北条領の城々六十余りを一月の間に揉潰させて、小田原へ取り詰めた。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
良兼、護、今は父の後を襲ふた常陸大掾貞盛、良兼の子の公雅、公連、それから秦清文、此等が皆職を帯びて、武蔵、安房、上総、下総、常陸、下野諸国の武士を駆催して将門を取つて押へようとする。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
将門の弟の将頼は下野守に、上野守に常羽御厩別当多治経明を、常陸守に藤原玄茂を、上総守に興世王を、安房守に文室好立を、相模守に平将文を、伊豆守に平将武を、下総守に平将為を、それ/″\の受領が定められた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
作例 · 標準
安房を使って文を作ってみた。
学生たちは安房について学習した。
安房の使い方は難しい。
先生は安房の定義を説明した。
ウィキペディア曖昧さ回避
出典: 安房 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0