出離
しゅつり
名詞
標準
egress
文例 · 用例
この爾迦夷さまは、早くから梟の身のあさましいことをご覚悟遊ばされ、出離の道を求められたぢゃげなが、たうとうその一心の甲斐あって、疾翔大力さまにめぐりあひ、つひにその尊い教を聴聞あって、天上へ行かしゃれた。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
この爾迦夷さまは、早くから梟の身のあさましいことをご覚悟遊ばされ、出離の道を求められたじゃげなが、とうとうその一心の甲斐あって、疾翔大力さまにめぐりあい、ついにその尊い教を聴聞あって、天上へ行かしゃれた。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
釈迦は出離の道を求めんが為に檀特山と名くる林中に於て六年|精進苦行した。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
」と誰に云ったのだか分らない語を出しながら、いかにも蓮葉に圃から出離れて、そして振り返って手招ぎをして、「源三さんだって云えば、お浪さん。
— 幸田露伴 『雁坂越』 青空文庫
……而して祠の樹立を出離れる時分から、希有な一行の間に、二ツ三ツ灯が点いたが、光が有りとも見えず、ものを映さぬでも無い。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
派手にも暮らし、寂しくも住み、有為転変の世をすごすこと四十余年、兄弟とも、子とも申さず、唯血族一統の中に、一人、海軍の中将を出したのを、一生の思出に、出離隠遁の身となんぬ。
— 泉鏡花 『菊あわせ』 青空文庫
寄居を出離れて行くこと少時にして、水の流るるとおぼしき音の耳に入れば、さては道と川と相近づきたるかと疑いつつ行くに、果して左の方に水の光り見えたり。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
もう港を出離れて木の葉のように小さくなった船の中で、君は配縄の用意をしながら、恐ろしいまでに荘厳なこの日の序幕をながめているのだ。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
作例 · 標準
火災報知器が鳴り響き、人々は慌てて建物から出離した。
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迷路のような地下街から、ようやく明るい地上へ出離することができた。
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緊急避難路を確保し、迅速な出離を可能にすることが設計の要だ。
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標準
entering the priesthood
作例 · 標準
俗世のしがらみを断ち切り、仏門に入って出離を果たす決意をした。
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彼は若くして出離し、深山で厳しい修行に明け暮れている。
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悟りを開くためには、まずは煩悩からの出離を目指すべきだ。
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