朱印
しゅいん
名詞
標準
red seal
文例 · 用例
今川家御朱印(天文二十四年)にも、村山室中で魚を商なってはならぬとか、不浄の者の出入を止めろとか禁制があって、それには、この村山なる事を明示している。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
室の人が、杖に「大願成就」という焼印を押してくれた上に、小御岳の朱印を押した紙に、水引を添えてくれた。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
これは逆廻りといって、道者は忌むのだそうで、案内者をもって自任する荷担ぎの男は、私から右の水引と朱印を取りあげて、遂に返してもらえなかった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
これが飯綱の法のはじまりで、それからその子|盛縄も同じく法を得て奇験を現わし、飯綱の千日家というものは、この父子より成立ち、飯綱権現の別当ともいうべきものになったのであり、徳川初期には百石の御朱印を受けていたものである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
装幀の事は今迄専門家にばかり依頼してゐたのだが、今度はふとした動機から自分で遣つて見る気になつて、箱、表紙、見返し、扉及び奥附の模様及び題字、朱印、検印ともに、悉く自分で考案して自分で描いた。
— 夏目漱石 『『心』自序』 青空文庫
去る程に此寺の住持なりし彼の和尚は、もと高野山より出でたる真言の祈祷師にて御朱印船に乗りて呂宋に渡り、彼地にて切支丹の秘法を学び、日本に帰りて此の廃寺を起し、自ら住持となりし万豪|阿闍梨と申す者に侍り。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
白木綿に朱印をベタベタと捺した巡礼の笈摺を素肌に引っかけて、腰から下に色々ボロ布片を継合わせた垢黒い、大きな風呂敷|様のものを腰巻のように捲付けている恰好を見ると、どうやら若い女らしい。
— 夢野久作 『笑う唖女』 青空文庫
濁川に、向ふ河岸の櫨の實に、そのかげの朱印を押した材木の置場に。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
作例 · 標準
彼は契約書に朱印を押した。
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寺社で御朱印をもらうのが趣味だ。
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朱印が押された公式文書が届けられた。
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ウィキペディア
朱印(しゅいん)とは、朱色の印肉(朱肉)を用いて押印した印章のことである。
出典: 朱印 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0