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音感

おんかん
名詞頻度ランク #28103 · 青空 13
1
標準
sense of pitch
文例 · 用例
とんでもねえ野郎だな、悪魔みたいな音感してるらしいぜ、と広岡がかたわらの佐藤にいった。
第1章 ローラーコースター、1966年 45回転の夏 青空文庫
そして軍事的な目的で音感教育がやかましくいわれた。
宮本百合子 今日の日本の文化問題 青空文庫
花草の原のいづくに金の家銀の家すや月夜蟋蟀 月夜の蟋蟀の声を金鈴銀鈴と聞く心持からその栖家が「金の家銀の家」となるので、交感神経による音感と視感との交錯である。
平野萬里 晶子鑑賞 青空文庫
それの理解が出来なくても、単語として、あるいはただの音として、音感の記憶には残るものなのかどうか。
――四半自叙伝―― 忘れ残りの記 青空文庫
稀れに、ごく稀れに、都心に立つぼくなどは、騷音に吹き刺されて、しばらくは、その音感影響の外に身をおけない。
吉川英治 折々の記 青空文庫
音響面から指摘されても、日本は、社會音感にも、でたらめと、無關心と、無秩序を暴露してゐること、あちらさんの驚嘆のとほりだが、個人の耳は、さう劣等なものではない、むしろ、洗煉された高尚な風さへもつてゐると思ふ。
吉川英治 折々の記 青空文庫
音感が、時代を出してゐるやうに、色の流行も、時代感能を、現はしてゐる。
吉川英治 折々の記 青空文庫
うす紅梅、ほの紫、青磁色といつたやうな奈良朝以來の、植物的な、匂やかさをもつ色では、もう今日の音感や街の視覺に、追ひつかなくなつてゐるとみえる。
吉川英治 折々の記 青空文庫
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音感(おんかん)とは、音に対する人間の感覚。 特に音楽にかかわる文脈において「音感」という時、次のような意味がある。音の高さに対する感覚:音の高度や高度の隔たりを捉える感覚。主に高度に対する感覚を絶対音感、隔たりに対する感覚は相対音感と呼ぶことがある。音楽学習の初頭段階ではトーンクラスの聞き分け(「鍵盤のどこか」という程度の分解能ということ)が求められ、聴かされた音に対応する音名・階名を示すことが感覚の水準のひとつの目安になる。 音の長さに対する感覚:音の減衰などを頼りにテンポを保つ感覚で、特に指揮者に求められる。 音の色彩に対する感覚:楽器の音色の聞き分けなど。指揮者や演奏家によっては、例えばトランペットのC管とBb管の違いやピストンバルブとロータリーバルブの違いだとか、クラリネットのA管とBb管、フレンチ・ホルンとウインナー・ホルンといった同種楽器の形態の違いに加え諸楽器のモデルによる差、さらには奏法および奏者による違いなどを聞き分けることが追求される。 音の強さに対する感覚:いわゆる強弱に加えて、音と音のバランスを捉えることが求められる。主旋律に対する伴奏の比重とか、階梯導入の音の明確さ、ポリフォニー様式の起伏などである。 音の方向に対する感覚:音がどこから聞こえてくるのかを判断する感覚。

出典: 音感 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0