耐風
たいふう
名詞名詞-の形容詞
標準
wind resistance
文例 · 用例
そうしてそれらの世襲知識を整理し帰納し演繹してこの国土に最も適した防災方法を案出し更にまたそれに改良を加えて最も完全なる耐風建築、耐風村落、耐風市街を建設していたのである。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
十月初めに信州へ旅行して颱風の余波を受けた各地の損害程度を汽車の窓から眺めて通ったとき、いろいろ気のついたことがある、それがいずれも祖先から伝わった耐風策の有効さを物語るものであった。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
その結果として得られた規準に従って作られた家は耐震的であると同時にまた耐風的であるということは、今度の大阪における木造小学校建築物被害の調査からも実証された。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
母は、何か私につづけて問いたいふうでしたが、思いかえした様子で、黙って縫いものをつづけました。
— 太宰治 『誰も知らぬ』 青空文庫
父はルムペンかと思うような身装も平気だが、母は軟らかい羽織でも引っかけ、印台の金の指環など指に箝めて、お詣りでもして歩きたいふうで、家の暮しも小楽らしく何かと取り繕い、芸者をしている娘から仕送ってもらっていることなどは、叭にも出さなかった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
しきりに何か話しかけたいふうに見え、男は自分から山本と名のり、源吉の名を訊いた。
— 島木健作 『鰊漁場』 青空文庫
源中納言の悲しんでいた様子を中の君に語って、弁はいっそう慰めがたいふうになっていた。
— 早蕨 『源氏物語』 青空文庫
大臣が新夫婦の居間のほうへ行って、もう夜がふけてしまったからと女房に言い、宮の御出座を促すのであったが、宮は六の君からお離れになりがたいふうで渋っておいでになった。
— 宿り木 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
この地域では、強風に耐えうる高い耐風性を持つ建築基準が定められている。
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高層ビルは、耐風設計が施されており、強風にも倒れない構造になっている。
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「この建物、すごい風でも全然揺れないね!さすが耐風構造だ。」
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