石筍
せきじゅん
名詞
標準
stalagmite
文例 · 用例
ところが、はたして彼の言のごとく、窓の掛金には石筍のような錆がこびり付いていて、しかも、清掃されている室内には、些細の痕跡すら留められていない。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
まるで月世界の山脈か砂丘のような起伏、石筍、天井からの無数の乳房、それが、光をうけるとパッと雪のようにかがやく。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
石筍はあり天井から垂れている美しい石乳も、どんよりした光のなかでは、老婆の乳房のよう。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
氷河氷の雨が、簾を立てたように降りしきるかと思えば、また、太く垂れて石筍をつくり、つるつる壁を伝わる流れは血管のように無気味だ。
— 天母峰 『人外魔境』 青空文庫
それは北緯三十度の、十月尽とはいいながら、まるで日本の夏の盛りの如き灼熱の日光の下に、もやもやと蒸し返された夕靄の底から、無数の石筍の簇生を発見したような驚きであった。
— 野上豊一郎 『七重文化の都市』 青空文庫
熔岩の雫が垂れ落ちれば、鍾乳洞の場合のように、下に石筍ができるはずである。
— 中谷宇吉郎 『黒い月の世界』 青空文庫
そういう熔岩の石筍も、ちゃんとある。
— 中谷宇吉郎 『黒い月の世界』 青空文庫
おもしろいのは、これらの「鍾乳石」や「石筍」の色である。
— 中谷宇吉郎 『黒い月の世界』 青空文庫
作例 · 標準
鍾乳洞の奥深くには、天井から垂れ下がる鍾乳石と地面から伸びる石筍が幻想的な景色を作り出していた。
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観光客たちは、数万年の歳月をかけて成長した巨大な石筍に見入っていた。
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洞窟探検家は、未知のエリアで珍しい形の石筍を発見した。
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