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有無を言わせず

うむをいわせず
表現
1
標準
peremptorily
文例 · 用例
」 で、有無を言わせず、表二階へ引出された。
泉鏡花 南地心中 青空文庫
と申しますのは、吉川訓導はわたしがそのポケットを探ることを知っていて、自分の蟇口がなくなったという穽を構えて、わたしをその無実の罪に陥れ、自分からわたしというものを有無を言わせずに引き裂こうとしたのでございました。
佐左木俊郎 錯覚の拷問室 青空文庫
斉信はいら立って、「袖を捕えて有無を言わせず返事を取って来い、でなければ手紙を取り返して来い」と雨の盛んに降る中に使いを追いやった。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
親分は大事な身体だ」 矢庭に平次の身体を横抱きにしたガラッ八、有無を言わせず、真っ裸のまま、猛然と焔の中に突進したのです。
火の呪い 銭形平次捕物控 青空文庫
* 川崎で平次に逢った八五郎は、そのまま有無を言わせず、石原町へ引っ張って行きました。
蜘蛛の巣 銭形平次捕物控 青空文庫
振り返ると、これも同じように取り縛られたお金が紅の裳を蹴返して、まだ最後の争いを続けて居る様子――それを見ると、又もカッとなって、「己れッ」「解った、もう宜い」 振りもぎろうとする左馬之助の身体は、有無を言わせず向島の土堤へ送り出されます。
第八夜 蛇使いの娘 新奇談クラブ 青空文庫
バタバタやってるのをわけもなく捉えたが、鴨や雉と異って、真っ黒な烏じゃ、煮て食うわけにも行かねえ」「それは大変だ、来いガラッ八、その烏に逢って訊きてえことがある」「冗談でしょう」 平次は有無を言わせず、外へ引張り出しました。
幽霊にされた女 銭形平次捕物控 青空文庫
「あッ」 と熱湯の小桶を取落すところへ、踏込んだ平次、有無を言わせず犇々と縛り上げてしまいました。
人肌地蔵 銭形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
例句
有無を言わせず(うむをいわせず) — 幻辞.com