保護政策
ほごせいさく
名詞
標準
protectionism
文例 · 用例
フランスの農夫は言いました――もちろん政府の保護政策を期待してはおりますが、しかし、その保護なくとも自分達は、立派に暮しだけ立てて行かれる準備をしている――と。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
が、こういう極端な保護政策を取って外国貨物を塗絶しようとしているが、独り外国醜業婦の移入に限っては殖民政策の必要から非常に歓迎し、上陸後もまた頗る好遇して営業の安全及び利益を隠然保護している。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
この頃のやうに女に油断が出来なくなつたら、いやそれは西洋の事だ、日本はまた別だなどと勝手な事は言はないから、何卒男子保護政策として別れた後に「亭主の棚卸しを仕ない」といふ点に最高票を投じて貰ひたいものだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
従来の日本の法律がはなはだ非民主的であつたことは、我々の国体が支配階級の利益のみを唯一の目的として形成し、維持されてきたことの当然の結果であるが、その中でも、社会救済政策、および文化保護政策の貧困なることは、これを欧米の三、四流国に比較してもなおかつ全然けたちがいでお話しにならない程度である。
— 伊丹万作 『著作権の問題』 青空文庫
母性愛と職業との矛盾は国家の保護政策を抜きにして解決の道はない。
— 倉田百三 『婦人と職業』 青空文庫
このことは始めから判っていたのですから、七割税には、すこしも保護政策の意味は含まれていないのです。
— 長靴の春 『踊る地平線』 青空文庫
もっとも日本流にやれば、そういう動物などは、一年か二年のうちにとりつくしてしまうであろうから、野生動物の保護政策も、大いに効いているにちがいない。
— 中谷宇吉郎 『シカゴの雉子』 青空文庫
(三十三年十一月) 伊藤侯の現位地 英國の名宰相ロバート、ピールが曾て保護政策を棄てゝ穀物輸入税廢止論に同意するや、保守黨は彼れを罵つて、變節の政治家なりといひ、一般の批評家は亦彼れの行動を稱して矛盾といひたりき。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
作例 · 標準
食料自給率を維持するために、政府は国内の農家を手厚く支援する保護政策を継続している。
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新興産業を育成する期間だけ、期間限定で輸入制限をかける保護政策が採用された。
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過度な産業保護政策は企業の競争力を削ぎ、かえって国際市場での衰退を招くという批判もある。
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